2006年02月21日

宇宙戦艦ぴよぴよREGINA に至る道

※EntertainmentGenerationと同じ内容です。

■REGINAに至る道1『ワインレッド』

後述する『紅い宝石』の顔見せ的役割をもって、舞台に納まるように描かれたのが『ワインレッド』である。
その初演はSouthernCrossで『WineRed』として上演された。その手の込みようと圧倒的濃さは比類ない。
主人公・御堂茜の競争率は高く、ヒロインとして女性人気の高いキャラといえる。役としてもかなり大変だ。全編主人公に主人公らしくさせるのは珍しい。

1999年に「重い設定でキャラもの」というSF芝居は珍しかったのではなかろうか、展開はサスペンス仕上げだ。

この公演での成功が『ジャスティス』や『VeNus』へとつながるのである。


この作品は必ず再演してみせる。淵源座第五回公演で!

■REGINAに至る道2『ジャスティス』

創舞塾に参加していて一番大きかった公演が『JUSTICE』だ。ざん☆てつけんが原案で、TUEが第一稿を書き、幻樹と三人でアップデートしていった作品。
スペースオペラも指令室に限定すれば舞台になるという前提で描かれた。幸いスタッフも充実していたので、諸々の演出効果が期待できた。目玉は幻樹が作った(2000年の学生芝居にしてはちと早い)宇宙戦艦ジャスティスのCGである。これにより世界の奥行きがよく出せた。
設定も細かく、汎用性が高い。キャラも三人で描くのでブレずに立っていく。結果は熱いものになった。
出演者にはざん☆てつけん、松戸優作、花咲ドン、谷頭榮之助らの若かりし姿があった。

宇宙戦艦どおしの特殊攻撃の応酬という派手なシーンと、謎の男ジャスティスから連なる正義の系譜で構成されている。


この作品は銀河応援団の初登場作品であり、宇宙史のとっかかりとなった。

『ジャスティス』は火星移民の序章といえる。

■REGINAに至る道3『紅い宝石』

すでに『ワインレッド』や『ムラサキ』は発表してきているが、その中核をなすのが『紅い宝石』である。シリーズ全体にも伏線が多いが、『紅い宝石』が最も複雑なロジックと高度な伏線を持つ。

ど本命がゼランシアシリーズであるとして、電波塔物語と同様、紅い宝石がゼランシアシリーズへの導入にあたる。リアルタイムの世界とゼランシアがどのように絡んでいるのかが焦点だ。かなりの集中力と気迫がなければ書けないだろう。

これに書き慣れておきたいということで、主人公・風間唯人は『ムラサキ』に出している。細かい事情抜きに活躍だけさせているのだ。
唯人については『雷釈童』『紅い宝石』『チャーミーゴリラ外伝 東京ネコ』の流れで語る。描く側も、読む側も困難な道である。

■REGINAに至る道4『電波塔物語』


淵源座旗揚げ公演『VeNus』が上演された2000年夏。SouthernCrossでは多摩演劇フェスティバルで『電波塔物語 風の中の少女』を上演した。秋の学園祭公演『五人戦記』を含むとひと夏でみっつも上演された形になり、脚本としてずいぶんのっている時期だった。

電波塔物語の第三部にあたる『風の中の少女』ははじめから続編だったこともあり、多くの素材と謎を残した。saimiによるテーマ曲、そして物語のはじまりである『電波塔物語 アマタとイルサ』だ。

淵源座第二回公演にむけて集まったメンバーの一人に高橋あつこがいた。一見優等生だが、この少女はとてつもない発想力を持っていた。

『五人戦記』落ち武者役の海坊主をもとに高橋あつこは「ほっちむり」をデザインした。

願いの伝説・電波塔物語は高橋あつこを呼んだのだ。
淵源座第四回公演は『電波塔物語 SevenVoices』を予定している。

■REGINAに至る道5『瞳に映る惑星』

第二回を過ぎると公民館やらなんやらで近所の劇団と関わるようになる。今はすでに解散したが、劇団どおしのつながり「SEN」こと相模原演劇ネットワークに顔を出した。

演劇祭に向けたある会議で、劇団赤まむしとして太田美海子がいた。淵源座は谷頭と高橋あつこが出席。
高橋あつこの感想は「ナガイ」であった。ひよこの落書きをして、横にいた美海子に見せ、笑わせていた。これが「ぴよ」の誕生である。ミサイルなど書き足してやり、ひそかに宇宙戦艦だーっと盛り上がった。

なんだか意気投合し、太田美海子は客演に決定した。高橋あつこと太田美海子は淵源座第三回公演『瞳に映る惑星』で共演したのだ。

■REGINAに至る道6『練習会』

第三回公演を終え、長い時間が過ぎた。セベルの話がちらついている頃、自分の勘の取り戻しを案じ「基礎トレ隊長のための練習会」を年代の離れてしまったSouthernCrossの新二年生に向けて開いた。

まさにその世代に石田智之と會田真吾がいた。

彼等の成長が励みで、SouthernCrossの公演にかなり足を運んだ。あの練習会から二年半。彼等の卒業が迫り、社会人と一緒に稽古できる状況になった。

■REGINAに至る道7『ぴよ計画』

第三回公演からずいぶん時間はかかったが、第四回公演に向けて弾みをつけねばなるまい。客演の力を借りてきっかけを作るのだ。

そして、第3.5回公演『宇宙戦艦ぴよぴよ』の企画書を作った。地元であるまちだ・さがみで馳せ参じたの太田美海子と石田智之。そして太田美海子の知人として記録担当の宮林秀行が現れた。

GAIAというわかりやすい話を書き上げたので、REGINAは多少説明を省いてでも伝承性の高いプランとなった。
今度もあて書き。
石田には勇者の子孫でありながら才能が未だ発揮できない青年アーサーを。ジャスティスとのリンクキャラである。
太田にはまったりとしているわりにミクロの世界に詳しい年齢不詳の科学者まふなを。これはオリジナルぴよの艦長が高橋あつこであるので、これと共鳴できる者を新たに創造した。
谷頭には「紅い宝石」風間唯人を。「ムラサキ」第三話と同時進行の設定で互いに夢でありどちらも現実。

すでに発表されているあらすじはほとんどGAIAで消化した。だから好き放題書いた。
ぴよぴよをきっかけに火星の運命、アーサーの飛翔、唯人の顔見せを描いた。

淵源座第3.5回公演『宇宙戦艦ぴよぴよREGINA』はぴよ計画以上に自作として濃い。
posted by 谷頭榮之助理事長 at 04:41| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 淵源座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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